今日のひとこと

この日めくりカレンダーは、福岡で暮らす私の「分身」が送ってくれたものです。
彼女は私のことを「銭婆」と呼び自分のことを「湯婆」と呼ぶのですが、おそらく私が編み物をするからなのかなと思っています。

実際には私の方が「湯婆」くらい恐ろしい人相なんですが(笑)彼女はとても可愛らしい笑顔の女性です。

ただ不思議な事に私達はまるで、本物の双子のように遠く離れて暮らしていても以心伝心してしまいます(笑)
こういうお友達が居る人は私だけでは無いと思います。

私は彼女のことを「サリバン先生」と呼び、自分のことは「ヘレンケラー」だと思っています。
諦めない2人。学び続けたい2人。その意味で、私達はそっくりだと思っています。ただ人生のスタート時に私が抱えていたハンデはヘレンケラーさんのそれほどではないにせよ、私の人生には大きな意味と影響のある事でした。

さて、今日の一枚を読んで思い出したのは「アルプスの少女ハイジ」です。
アニメを見たことは殆ど有りませんが、本を読んだ時に最も印象に残ったのが「白いパン」でした。

ハイジにとって「ふわふわの白いパン」が尊い物だった事が、私には不思議だったのです。

私にとって「白い食パン」は苦痛を伴う食事でした。
今でもパンはたくさん食べる事ができません。

何が宝で、何が無価値な物なのか。
クララとハイジは2人とも私達一人一人の中に居る気がします。

車椅子にしがみつくクララ
クララが立ったと大はしゃぎのハイジ
カビが生えてしまうほど白いパンを溜め込み夢遊病になるくらい山を愛していたハイジ
たかが白いパンに、それほどの価値があるとは知らなかったクララ
都会で暮らす便利さと豊かさに目を回すハイジ
ハイジの山へ来るまで自由の意味を理解できていなかったクララ

人生に恋愛とも友情とも分類分けの出来ない相方がいる幸せは、自らの胸に生きている事への感謝と出会えた奇跡への喜びが溢れる豊かな瞬間の積み重なりです。

白いパンすら食べられない人達が多い事実を忘れずに
今日の食事を大切に
いただきます。

♪和音♪

北の国・富良野市のリラクゼーションサロンです。 非営利グループ【子ども達の為に何が出来るかを考える集い】の活動拠点でもあります。 1日3名様のみ。 完全予約制です。